レンタルCDで凹んでいた話

唐突だが、先日のこと。コロナ禍で積極的に外出する気にもなれないので、某レンタルショップでDVDとCDとコミックをレンタルした。そうは言っても「レンタル商品はいろんな人が触れている」ことは間違いないのだが、それを言い出したらキリがない。そこは店員さんがきちんと消毒してくれていると信じたい。家に帰り、借りてきたCDにお目当ての曲が入っているかと確認のため聞いてみようとケースを開けると、何と、あのCDを入れるための窪みにCDが入っておらず、通常であれば平らになっているはずのケースの中が凹んでいるのだ。歌詞カードは入っており、古いCDなので経年の劣化はあるものの、外観も問題がない。何故かCDだけが欠けている。これはこれで借りてしまった自分が面白くはあるものの、残念ながら当初の目的は果たすことができない。歌詞カードを読んでは見たものの、おそらくこのアーティストだけではないと思うが、音楽がない歌詞だけの状態では感情の行き場がなく、ただただ悶々としてしまうのである。

困ったので、店舗に電話してみると丁寧に謝罪があった後で、「返却時にカウンターで返金させていただきます。」とのこと。どうやら1点のみの在庫で別のものをとはいかないらしく、その点は残念であった。セルフレジに慣れてきた今日この頃、思い返してみると、確かに接客レジでCDを借りる場合、店員さんが中味を確認していたことをぼんやり覚えている。こういうことがあるからなのかと妙に納得した出来事であった。原因については、はっきりわからないとのことだったが、あくまで可能性の一つとして中味だけ盗難されたのかもしれないとのことだった。迷惑な客(事実であればもはや客ではなく、加害者であるが)がいるものである。

返却時にレジに言って伝えると、申し送りがあったようで、すんなり解決し、返金ではなく、別のCDをレンタルしてもらい、チャラということになった。やはり少しモヤモヤしたものは残っていたが、最後に店員さんが「この度、本当にご迷惑おかけしましたので」とレンタルの1枚無料券を手渡してくれた。DVDであれば、100円くらいのものであるが、その心遣いがとても嬉しく、数年来、定期的に通ってはいるものの、好き嫌いの感情などなく、ましてセルフレジの導入によって、さらに店員さんと接する機会も少なくなっている中で、店舗に対する好感度が爆発的に上がるという予想外の事件であった。つくづく自分がいかに単純な人間であるかを思い知るのと同時に、接客ってすごく大事なものなんだと再認識させられた。今後、多少品揃えがいいというくらいでは、この店舗から別の店舗に鞍替えすることはないだろう。

そう考えてみると、話は変わるが、以前にスーツをクリーニングに出していた店舗は、詳述はしないが店員さんとの相性が悪く、別の店舗に変えてしまい、もうまったく行っていない。些細なことで、得るものもあれば、失うものもある。僕が特別単純な客なだけかもしれないが…。単純な僕は、この一件でこの店が日本一、消毒等の衛生管理がしっかりしている店舗だとも思っている。全く別次元の話にもかかわらず。愛想がいいとはお世辞にも言えない店員さんも商品知識が凄いのだろうと思える。全く別次元の話にもかかわらず。

これが扱いやすい単純な客のトリセツなのかもしれない。ちょっとしたことで、せっかく貰った無料券がもったいなくてなかなか使えないほどの顧客になる可能性を秘めているのである。

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